The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

ファイナル焙煎⑤ スタンダード・ペルー

ペルーはほとんど無農薬・無肥料ではないかと思っています。この銘柄も化学肥料や農薬を多用したような跡が感じられず、小粒ですが、そこそこ、深めの焙煎に耐えられるし、特に煎りたてのフレッシュさを楽しむのに向いている気がします。(有機肥料であってもやりすぎ感がある銘柄はちょっと不自然なほどカカオ感がでたりするとくろちゃまめ的には思っているわけです。その点、ペルー は安心)

ただ、というかスタンダードなので、ちょっとした抽出のバランスで、雑味感は出やすいところがありまして、あまり豆売りには向かないかなあという。使用するミルにもよるんでしょうが。

産地で燻蒸した影響か輸送・保管時の劣化かと思われる点をいかにカバーするかですが、そういうのを避けたければやはりスペシャルティグレードの、できればリファーコンテナを利用したくらいのものを選ぶしかないのでしょうか? ペルーにそこまでかけるか、というのもありますしね。悩ましいところです。

基本的には体に吸い込まれるようなごくごく自然な風味なのですけれど、ほんとに、惜しい。