Coffee Beans Kurochamame

for Dripbags, Coffeemakers and hand-brewing

赤いアネモネ

f:id:Kurotyamame:20210421082015j:plain

姉もメーター!

風速計(風量計)はほんとは排気口で測ったり、ダンパーの前後で常時計測して記録したいところですが、実は正確に測るのは至難の技。空気の密度は湿度や温度で大きく変わるし、高い温度に対応できる機材はそれなりに高価だし、扱いに注意が必要。クリンカーの影響もあるでしょう。

一応、微差圧計を使って調べたり、ピトー管と言われるものを使ったり、といった方法があるようです。

今回は、投入口に手を入れてやる方法に限界を感じたので、なんとかもっと簡単な方法でうまくいかないかなと思っていたところ、知り合いが持っていた風速計が以前、試したものよりは、いくらかあてになりそうだったので、似たようなものを探してこれに行き着きました。

以前試したものと比べると、羽の動きが敏感です(どうも錯覚でした)。あまり羽が大きいとテストスプーン口にかざして測る場合などまったくあてにならなくなりますし、ドローン用の安いモデルは精度が出ていないものがほとんど。

なにより測定した結果を上手にサンプリングして見せる仕組みがうまくいっていないのか、とにかく、メーターで読む測定結果はあてにしていいかわかりにくかったりします。

今も、レジャー用やらドローン向けに結構なモデルがありますが、ここいらがうまくクリアされていて、羽の精度や耐久性がそれなりにあれば、たとえば、Xplorerみたいなマリンスポーツ向けのモデルの方が、一見、おもちゃのように見えても、かえって実用になるはず、と思って、買おうが迷っていたとき、見つけました。

こんなものでも、焙煎機の排気の具合が、いつも通りか簡易的に確認する程度でしたら、手先の感覚に頼るよりは、いくらかよさそうです。

きちんと仕事の道具として成立するものはそれなりに高価でごつい。

ごついと、やはりサイズの関係で使いにくいわけです。3万も出せばお釣りがくるとはいえ、そもそも、空調用で現場で使われることを想定したものは用途がまったく違う。排気を測ると、壊れる可能性が高い。

赤いアネモネ、こちらは排気口のところにあてて、大体の風速を計測して断面積をかけて計算すれば、ある程度、実際の風量の目安も見れそうですので、期待しています

壊れても後悔しない程度に安価なのと小型で携帯に向くのはいいです。

本体の影響で気流が乱れる影響を防ぐために、羽だけ、独立して外に出せると完璧なんですが、そういうのは、使い勝手は悪化するし、ある程度相対的な目安が見れればいいので、しばらく試してみようと思います。

あとは、どれくらいもつかですね。

風にそよぐ、アネモネ 赤い風量計はいいなあと思っていたのですが、屋外の風には反応して、0.8mくらいから立派に機能するのに、なぜか焙煎機の冷却器にかざしてもまったく風車は動かず。(回転方向に指定があるようです。反対にすると肝心の数字がみえない。)

どうも、完全に水平に置くと、まったく機能しないようです。しかも垂直に立てて、なおかついったん、1.0m/sを十分に超えるくらいの風が吹かないと風車は回りはじめることができないようです。

それと、扇風機でテストしたときにはうまく機能しているように見えたのですが、実際に排気を計らせてみたところ、以前購入した風速計の大体6割ちょっとくらいの数字しか出ません。どちらかがサバを読んでいる可能性もありますし、どっちもどっちですが、正確さも含めて焙煎者の携帯用としては少々力不足なようです。

空調用の製品やマリンスポーツ向けの製品を選んでも、直接排気をはからせると、たぶん、すぐ壊れるか、不正確な値を吐き出す可能性は高いので、仕方のないとことかと思います。またもっといい製品が見つかったら、ご紹介します。

ちなみに全開近い状態での排気を測ると、以前からある方で25m/s こちらで16m/s

断面積から換算するとそれぞれ約11.8㎥/minまたは7.5㎥/min. 十分すぎる馬力ですから、本来なら、この半分で事足りるはず。前からある風速計の数字を元に配管の損失とサイクロンの抵抗を計算すると、この風量に対して、 1.2kpa ほぼ予想していた範囲ですす。事前のテストで焙煎時に必要な静圧は最小で0.4kpa 最大で1.38kpa程度と見込んでいました。ダンパーをかなり絞り込んだ状態でも力不足にならない範囲での想定値です。

今回いろいろやってみてわかったのは、風量が減ると、この抵抗もどんどん減るんですね。この辺りの理屈が正確に理解できていなかったみたいです。必要な風量が半分なら、やはり0.3〜0.4kpa程度の抵抗しか受けない可能性が高い。なにしろ、定格の5割を切った状態でダンパーを全開にまでしなくても、最低線の風量は確保できています。静圧が四分の一を切っても、ぎりぎり機能していることからして、全開近くまでもっていけば、0.3kpa程度の静圧でも事足りるはずで、現状は相当に、オーバースペックだったんですねえ。

万が一にも力不足にならないようにということと、冷却時は通常の2倍近い風量で急冷したいとおもっていた関係で選んだのですが、そもそも独立排気前提で計画したなら、今の半分以下の最大静圧および風量で十分足りていました。