The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

在庫の棚卸しと焙煎作業の標準化など 取扱銘柄の固定

在庫を精査した結果、豆の種類、ロットごとに異なる焙煎が必要なこと。なおかつ期待される一定した味をキープしなくてはならないこと。ある程度、万人に受け入れられる標準的な味と、飽きられない範囲のバリュエーションの両立。そして、ブレンドの幅を考えて、扱う銘柄を絞り込むことにしました。

南米、中南米地域(インフラとテロワールのバランスで量、質ともに両立)

①ブラジル(銘柄未定) 多くの日本人に親しみのあるブラジルの中で、焙煎の許容範囲が広めで、深めに炒ることのできるタイプが理想ですが、とりあえず1種類(最終的には3種類位まであつかうかもです)※2月後半よりトミオフクダ取り扱い予定

②コロンビア(詳細未定)高価なスペシャリティを除くと、甘み以外の特徴は控えめなコロンビアですが、やはり安定した品質。フローラルな成分が引き立ちやすい小粒なものでスィートに決めるか。ふさわしい豆が見つかれば、深煎りで。

③ガテマラ(検討中)中南米、南米の産地のなかで現在もっとも量(特に輸出量)、質とともに傑出しているグアテマラも外せませんが、候補未定 しばらく、グアテマラ抜きで行くか………

アフリカ代表(原産地の大陸、分かりやすい特徴、焙煎幅も広め)

エチオピアモカ(杯〜市停)
コーヒー=モカ(原産地)、という図式がインプットされているかたも多いので、エチオピアのグジ地域のG1以上で甘さが引き立ちやすい銘柄を1種類だけ扱う予定です。品質面からウォッシュト・メインになりますが、ナチュラルをブレンドするかも。
(小倉の人はあまりモカモカ、言わないような気がしますが、大家さんのお気に入り銘柄)(最終的には、紅茶派のためのモカ、スィートなモカ、深煎りのモカと3種類程度扱うかも)

タンザニア(当面凍結。2020クロップから本格始動?)
コーヒー=キリマンという図式がインプットされている方も多いようで、リクエストが多かったので、現在のタンザニアの最高峰KIBOクラスを一種類扱う予定です。(ただし、往年のキリマンらしさは忘れて、ぎりぎりの深煎りで)※現在のところ、2019クロップは一部、期間限定での取り扱い予定。

ケニア (狂恋血〜居多理庵)
ケニアは、21世紀のコーヒー産地の中で、世界的に人気・実力的にトップといっていいほどでほとんど外れがありません。深煎りに向いたタイプから1種類扱います。(2019-2020クロップの中でいくつか限定で入れ替わり扱う可能性があります)

アジア(精製が意外に丁寧だったり、でもテロワールはいまいちと思うので最後に)

インドネシア (土地の条件にあった栽培方法と精製方法を確立できたアジア随一の産地)
マンデリン オランダ統治時代から続くコーヒーの伝統でモカに次ぐ独特の個性のアラビカ スマトラ・マンデリンを扱わないわけにはいきません。生産ロットが小さいのがネック。(バリ、トラジャも)高価なので悩みますが品種はやっぱり本物のブルボン‥とか。

※最近のカチモール主体のマンデリンはロブスタにも劣るイメージがあるので、いっそ、代わりにロブ(ちゃんと明記します)を扱おうと思います(こちらも2019-2020クロップの中でいくつか限定で入れ替わり扱う可能性があります)

その他の定番候補および限定販売品候補

オセアニア代表(アジアから、独立。コーヒー新興国の中で別格級?)東チモールパプアニューギニアが有力というか、他にない)やっぱりコーヒーはティピカだなーと思わせるパプアとかよいんですが、どうやってその良さが伝えられるか、まだまだ試行錯誤中。

デカフェ コーヒーに分類していいか迷うのですが、なるべくいいものをみつけて取り扱う予定です(銘柄未定)

⑩深煎りモカ(取り扱い延期) 納得のいく、在来種のモカは基本小ロットで高価。しかも深煎りに向くものはさらに稀少かつ高価やはりこういうリクエストも結構多いのですが、いい豆がなかなか難しい。コスト的にも厳しいので、もう少し軌道に乗ってから。お楽しみにということで。

⑪深煎りコロンビア、控えのメキシコ 深煎りブレンドのベースの一部に使用したいということもありまして、在庫として持つ予定です。メキシコははんなりとした上品な特性があり、コロンビアのサブとして常備予定

⑫ ロブスタ エスプレッソ等で一般的なロブを一部の根強い要望にお応えして今後取り扱う予定です。昔と比べて精製や栽培方法も改善され、高品質なものが増えていること、筑豊地域の水や空気にも合っていると思いますので、ゆくゆくは少量ブレンドしたものをシリーズ展開することを目指します(ちゃんと明記します)。現在、新しい焙煎を模索中。店頭で通常品として扱うかどうかは未定

⑬綺麗な酸味が際立つ銘柄など ペルー、エルサルバドルのような綺麗な酸味が味わえるタイプも推していきたいところですが、当面、期間、数量限定販売とします。だまって、こっそり、ゲシャ とかも扱うかもです。(酸味に注意、といいながら、エチオピアゲシャとモカを並べておくと、なぜかゲシャの方が先になくなるというのがあったりします)

 

コーヒーの実を乾燥させたカスカラや紅茶も春以降一部取り扱う予定

 ※1 コーヒー=ブルマン 残念ながら80年代のハリケーンで死後になりました。

 ※2 コーヒー=エメマン 高級なコロンビアを希望される方、20人集まれば検討しますが、まったりとしたコロンビアがお好きな方向けには、別の銘柄を提案させていただくと思います。

※3 コピルアック は熱い要望が20人以上集まれば検討しますが、今現在取り扱う予定はありません。

※4 パナマ・ゲシャなどのごく少量しか流通しないオークションロット、もしくはそれに類するものは取り扱う予定はありません