この銘柄 3度目の焙煎、にしてこのでき。本来の豆の魅力をどれだけ出せたかというと、まだまだ。
後半、もっと排気を強めてもよかったかもしれません。
一口目は少し、酸味がたった印象。抽出である程度は救えそうですが、ちょっと辛口な印象の酸です。
ある意味、タンザニアらしいといえば、らしいのですが、飲む人を選びます。この銘柄特有のフレーバーはそれなりに引き出せたとは思うものの、焙煎からまだまもないためか、どうにもこなれていない感じ。
香りだけ見れば、煎り加減はもっと浅い方がよかったかもしれませんが、そうすると、酸味が立って、さらに飲む人を選ぶでしょう。逆にもう少し深く煎って、この銘柄の特徴を残しつつ、香り高い焙煎ができればいうことなし。
今回のできは、80〜82点ぐらいで、こなれてきて、もう少し落ち着くことを見越して、ごくごく大甘で加点しても84点くらい。でも本来のこの豆のポテンシャルは85点以上ありえるはず。ただし、これ関東方面の評価基準で言えばの話。九州限定でいうと、ぎりぎり80切る感じ。
そもそもこの地で普通に受け入れられるところまで深く煎ると、特徴は薄れて、あまりいいスコアは出せないところに収まってしまいそうです。
他のコーヒーと区別がつきにくくなってしまいます。結構、お高い豆なので、なおさら。それでも普通のタンザニアに飽き足らない方には、それなりに、おすすめできます。
深煎り耐性は△。
定番化はきびしいですなあ。