The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

ドラムの回転調整方法の修正

 ドラムの回転数は毎分33と1/3から120回転まで可能です。さらに短時間であればグリース充填時には15hzまで落とすこともできます。なぜこの回転数かというと33hz未満まで落とすと、何かしている時や音楽がかかっているとドラムの回転が静か過ぎて、うっかりついていることを忘れるくらいになってしまうからです。ちなみに45回転は音はいいんですが、少し物足りない。どっちにしてもCDの回転数には及びませんけど。

本当は上は100回転くらいになると、豆が遠心力でドラムに張り付いてしまって攪拌しなくなるのでSN比は最高になります(豆が入っているとはおもえないくらい静かです)し、ドラムの蓄熱をスムーズに移行させるにはひょっとしたら有効かもしれません。また33回転位だとドラムの中心近くを吹き抜けてくる低めの熱風にほとんど触れなくなるので、より半熱風らしい、焙煎ができる、かもしれないところです。

豆温度計を新設したので、それなりに回避できることではありますが、いずれの場合も従来の豆温度計の数値はまったく当てにならなくなるので、標準の回転数を54と1/3として、その前後2rpmの3段階と高回転モードの72rpmの4段階の標準ボタンで対応させる方向で操作手順を見直しました。

これ以外にはなるべく設定しないようにしようと思います。ちなみに78のSP回転は標準バーナー全開でも釣り合いが取れません。

72回転は非常用です。このままいくと、どうしても焦げてしまうけど、火力はおとせないなあとか、まにあわないなあといったとき、このボタンを押すと表面が焦がれるのを予防することができます。

味だけいうと、中途半端に後半火力を落として対応するくらいなら、多少の焦げは覚悟で突っ走った方が好ましいケースもしばしばありますが、人様にお分けする場合はそういうわけにもいきません。

売り物になるかならないかのギリギリのところで、えいやっと一発、ドラムのスピードアップで解決、と行った使い方ができます。以前ですと間違って80回転以上に設定してしまっていたので、上限は72としておきます。