The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

SCAJ 2021 grand finale

本日でSCAJ2021は終了。RMTCはそのトリを飾るイベントだったのですね。

審査員の方もおっしゃられていましたが、本来なら、比較的大粒のコロンビアでもっと古くから日本で親しまれてきた深煎りの世界に深く深くハマっても許されるかもしれないところ、思ったよりも浅煎り加減のテイストのチームばかりで、表面の色具合から想像するより軽めのテイストがほとんどだったと思います。かといって攻めていたら評価いただけたかというと、それはそれで(特に会場の評価は)厳しかったかもと思いはするのですけれど。

その中でも優勝チームのカップは確かに最初に口にした際も、明らかに明確な甘味が主体で十分に原料の成分が感じられる品質。自分の未熟な味覚ではそれ以上の分解はできなかったのですが、各チームを回った最後にもう一度いただいたところ、はっきりとほぼ万人に伝わるであろうところで、この豆のもつ良さがストレートに感じられるカップで頭ひとつというより2つぐらい抜けた出来に感じられまして、思わず、今日の一位(一番)ですね、という言葉が出てしまいました。

オーディエンス賞と審査員賞が一致したのも無理のないところで、本当に関西B中国チームの技術に脱帽というほかありません。