The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

フルーティの素を探る旅

ある銘柄で焙煎の度合いやその後の経過によっては猛烈なメロンのような芳香を放つものがあります。ところかひょっとすると、まるで味噌のような風味さえしてきて、なかなか万人に積極的におすすめできるものでなかったりします。

シーズンの終わりの頃のクロップをちょっと普段と違ったやり方で精製してナチュラルで仕上げているものです。

これ、どうなっているのか。

もう随分前から、麹から買ってきたり、作ってみたたりして味噌を作ってみたりしていますが、ちょっとしたことで、まるでチョコレートのような風味がしたり、メロンやらぶどうやらいろいろなフルーツを連想させる香りがしてきたりします。

味噌の香りのするコーヒー豆とフルーツの香りのする味噌とどっちがいいか。

できればフルーツの香りのするコーヒー豆がいいですよね。

それといかにいい香りでも塩辛いとちょっと楽しむわけにもいかないし、味噌汁にしようとお湯に触れたら、ほとんどのフレーバーは飛んでいってしまいますからこれもだめ。

とうことで、現在、ほぼ無塩状態で実験して見ております。

なかなか良いです。使用する豆によっては本当にグレープ、メロン、時にはチョコレートそれぞれを連想させるフレーバーがしてきます。

これってスペシャルティのコーヒーのふれーばーにもつうじるところがあるとおもいませんか?

実際、美味しい豆のフレーバーを作り出す原料は豆自体にあるとしても、それを引き出しているのは焙煎の技術の前の精製がかなりのカギを握っているのではないかと思っています。

ちなみにコーヒー豆以外の豆の味噌ですけれど、まったくの無塩、またはほぼ無塩だとフルーティな風味はあっても、味噌らしさは感じられないし、そもそも味噌を名乗れないので面白いけれど、残念ながら味噌としては一般には通用しそうにはありません。

果たしてコーヒー豆で味噌が作れるものか。只今実験中。