The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

コーヒー論争②

どうしていいかわからず、とりあえず、テスト用に焙煎した豆を使って、さらに深めに調整してブレンドしてみました。実際評判の良いブランドの方のレギュラー粉は十分に1段階深いのです。つまり今使われているブランドがシティとしたら、フルシティに相当するくらいに深い。しかも、間違いなく使われている豆のグレードは上で尚且つ焙煎もしっかり揃っています。ひょっとしたらプリミックスかもしれません。

これにせめて焙煎度を合わせようと、より深めのフレンチと言って良い豆を合わせてみます。と、最初の一杯から、余計な酸味感が付きまとう以外はまずまず。ただし、冷えた後がちょっとまずい。一気にバランスを欠いた感じで、全てがバラバラ。この状態だと再ブレンドする前の方が飲みやすいくらいです。

これを改善するには一番いいのはもっといい豆を使うことですが、もうそこまでしたら、いっそ全てを新しくした方が良い。かといってせっかく買ったものを無駄にするのは好ましくありません。どうしたものか。

湯温の調整のような面倒なことを要求するわけにもいかず、手詰まり感のある中で、2:8, 3:7. 4.6とやってみると、考えられるのは7:13位のバランスで、少し粒度を調整して、落ちるペースをコントロールするくらいしかできそうにありません。

弱ったなあ、いろいろ考えていて、淹れる方に気分に応じてブレンドしてもらうのもありかなと思いましたけど、それも人によっては負担になりそうなので、時間の経過に合わせて、こちらで少し微調整してお渡しすることを考えました。

どうしても、新しく合わせる側の焙煎が新しすぎて、炭酸ガスの抜け具合でバランスが変わってしまって、淹れにくかったり、味が一定しない感じがあって、難しい。

ただ、焙煎したて感が多少なりともあった方が特に淹れたては気分が良さげなので、焦げ臭さを感じるギリギリまで深めに持っていくしかありません。

残念ながら、評判の良い方のブレンドのスィートネスの再現はどうしても難しいのですけど、そのあたりは諦めるほかないようです。どうやっても、最初からブレンドに使われている浅めの銘柄の影響は残ってしまうし、ちょっと口を窄めたくなる感じをゼロにはできません。

今の所、少し、味変しつつ、なんとか消費できればと言った感じになってしまいそうです。