とあるブランドで販売されているエルサルバドルのゲシャを試してみました。
挽く前の印象は意外に少し生くさい。おそらく内部はミディアムに近い焼け具合だと思います。対して、外側の色はハイより。元々のスクリーン、メッシュはわからないのですが、豆は綺麗に程よく膨らんでいるように見えます。
挽いてみると、浅めのハイか、かなり深めのミディアムという感じ。やはり大型の熱風で仕上げたものより深めになりますね。
プロバットで、少し温度が低めの状態で焙煎したら、こういう感じだという気がします。
20gを使って、メリタで抽出してみたのですが、さすがに濃すぎました。20gなら、カリタの方がもっと立体感が出たように思います。
逆にメリタであれば、多分、15gなくても十分に楽しめたと思います。抽出効率はさすがにいいですね。
エルサルバドルらしい上質の酸が凝縮された感じ。
後味でちょっと酸が尖った感じがするのは、もう少し抽出の工夫が必要かと思いましたが、原料の質がある一定のレベルに達しているので、さほど気になりません。明らかな雑味感もなし。
自分の立場で入手できる中の上のランクの生豆のクオリティを上回っています。
これが本当に焙煎したてだったら、もっといいでしょうけど、焙煎してから1ヶ月以上経っていることもあり、さすがにゲシャ特有の香りはさほど感じられませんでした。
窒素充填しようが、脱酸素加工しようが、さすがにこれは無理のないことかと思います。
炭酸ガスを吸収しないことによるメリットはあったかもしれません。